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バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 [映画]

「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」
場所 新宿コマ東宝
[2007年2月10日公開]
監督:馬場康夫
脚本:君塚良一
原作:ホイチョイ・プロダクションズ


出演
阿部寛 広末涼子 薬師丸ひろ子
吹石一恵 伊藤裕子 劇団ひとり
小木茂光 森口博子 伊武雅刀

[物語]
国の借金が800兆円に膨らみ破綻寸前の2007年、元カレの借金を背負わされ、母・真理子まで突然亡くして八方塞がりの真弓を、財務省官僚の下川路が訪ねる。実は真理子は死んでおらず、諸悪の根源であるバブル崩壊を阻止すべく1990年にタイムスリップしたまま行方不明になっていると言う。17年前に戻って真理子を探してほしいと頼まれた真弓が乗り込むタイムマシンは、なんと古びたドラム式洗濯機だった! (goo映画より)

[感想]
3月1日鑑賞 新宿コマ東宝

数ヶ月振りに時間ができたので、映画を見に行ってきました。今年初めての劇場鑑賞に選んだのが「バブルへGO!!」 ホイチョイ制作だけに面白いだろうと思ってw
ちなみに、
バブルの時はまだ小学生、就活時に、就職氷河期だっただけにあまりバブルに良いイメージがないです。

さすがホイチョイ・プロダクション、バブル時代にトレンディー映画3作を製作しただけあって、バブルの時代を描くのは得意中の得意と思っていました。
当時の六本木の街並み、その時代の人々の浮かれ具合を面白可笑しく再現できていると感じました。当時の六本木の様子が分からなくても十分楽しめたと思います。

物語はかなりいい加減な設定で、最大の目的であるバブル崩壊の阻止が物語の中盤では忘れ去られてしまっている感じがしました。
真紀子(薬師丸ひろ子)を主役にしたほうがバブル崩壊阻止という目標と時代の背景がより良く浮き出て土台のしっかりした作品になると思うんですが、真弓(広末涼子)を主役に置くことで、バブル時代の上っ面しかみることができず、薄っぺらい観た後に何も残らない作品になっている気がします。
内容が薄っぺらいのがホイチョイ・プロダクションズの作品の持ち味であり面白い所ではありますが、もっと面白く出来た作品だろうと思うと残念です。

映像に関してもテレビ的なアップの場面を多様し、映画を観ている感じがまったくしない。
映画自体を90年代のTVのノリで昔なつかしトレンディードラマをそのまま再現する必要もないと思うんだけどなぁ。


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第49回ブルーリボン賞、第79回米アカデミー賞 [映画]

第49回ブルーリボン賞各賞 (スポニチより)

作品賞 「フラガール」
監督賞 西川美和「ゆれる」
主演男優賞 渡辺謙「明日の記憶」
主演女優賞 蒼井優「フラガール」「ハチミツとクローバー」
助演男優賞 香川照之「ゆれる」「出口のない海」「明日の記憶」
助演女優賞 富司純子「フラガール」「犬神家の一族」「寝ずの番」
新人賞 塚地武雅「間宮兄弟」、檀れい「武士の一分」
外国作品賞 「父親たちの星条旗」(ワーナー・ブラザース映画配給)
特別賞 故今村昌平監督

以上ブルーリボン賞受賞一覧、"蒼井優"が主演女優賞を受賞したことがこの賞の特徴でしょうか。他の賞は「フラガール」「ハチミツとクローバー」ともに"蒼井優"は助演女優候補になっていましたが、確かに両作品とも主演級の活躍をしていましたからね。ここで認められていることに、存在感を強く感じます。

監督賞も「ゆれる」の"西川美和"が受賞しているのも、他の賞ではだいたいが「雪に願うこと」の"根岸吉太郎"だっただけに面白いなと。
あと、「フラガール」の李相日監督はやはり、作品賞は受賞しても監督賞受賞できないねぇ。ノミネートはされていたのに残念。

話は変わって、米アカデミー賞で、助演女優賞に"菊地凛子"さんノミネートおめでとうございます。この女優さん知らないよと思っていたのですが、昨年の夏に観た映画「笑う大天使(ミカエル)」に出演していたのですねw
どの役だ?と思って確かめてみると、桜井敦子 役。。。
って、俺が、"なぜ、ノーブラで薄手のワンピースで登場しているのか? わけわからん"(8月25日記事)と書いていたその人でした。乳首ばっかり観て、全く顔とか演技とか気にしてなかったわwww
黒歴史にならないよう願ってます。(「バベル」でも乳鷲づかみされてるからこのくらいで黒歴史にはならないか) 「茶の味」とか観たわりには何処にでているのかさっぱり分からないし、、、
バベル」の公開が待ち遠しいです。


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スケキヨくんドットコム オープン [映画]


12月16日公開予定の犬神家の一族から、「スケキヨくん」として、前売り特典で、配布されていましたが、犬神家の一族ブログを見ていたら
今度はスケキヨくんドットコムが、オープン!!

ミニゲーム(ただいま2種類。おそらく公開までには4種類のミニゲームができるのかな)をしてポイントをためて、壁紙(3種類)をゲット出来る企画をやっていました。
壁紙1つにつき300ポイントで入手可能

とりあえず地道にポイントをためて壁紙1つゲット。残り2つを手に入れるのはきつい、、、 残り600ポイントも貯められない
ポイントをセーブ出来ないし、貯めたポイントが一度ブラウザを閉じてしまうと0に戻るし、ゲームを進めていってハズレるとポイントが加算されない仕様など、簡単には手に入れることが出来ないようになってます。

これに関連して、「犬神家の一族」公開前に12月9日から、岩井俊二監督による「市川崑物語」が新宿の12月9日リニューアルオープンの新宿ガーデンシネマで公開されるようですが、むしろ、「犬神家の一族」よりこっちの方が行ってみたい。


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ストロベリーショートケイクス [映画]


ストロベリーショートケイクス


映画サービスデーと言うこともあり、気になっていたこの作品を観ることに。
渋谷の シネ・アミューズ 13時の回 客層は30代〜40代の男性客、20代女性客が多かった。そして、60代とみられる女性が一人で見に来ていたことに驚きました。
開演までに約5割の客席が埋まる。(平日の昼なのにこの埋まり具合にも驚きでした)


監 督:矢崎仁司  脚 本:狗飼恭子  原 作:魚喃キリコ
出演:池脇千鶴 中越典子 中村優子 岩瀬塔子 加瀬亮 安藤政信 趙民和 奥村公延 中原ひとみ 村杉蝉之介
物語:
2年前の大失恋を乗り越えて逞しく生きる里子は“恋に恋する”日々を過ごすデリヘル店「ヘブンスゲイト」の電話番。デリヘル嬢の秋代はお金を貯めて5階以上の一人用マンションを購入し、ボケそうになったら飛び降り自殺をすることを決めている。 それは決して叶うことのない菊池への想いを貫こうとする彼女の将来設計だった。 プライドが高く、強く生きようとするがために過食と嘔吐を繰り返すイラストレーターの塔子。業務OLのちひろは男に愛されることでしか自分の存在を確認できないでいるが、結婚に執着するちひろに恋人の永井はうんざりしている。 仕事も好きなものも嫌いなものも、全部違う、でもこの小さな東京で暮らす女の子たち。それぞれのままならない思いを抱え、傷つき、泣きながらも、人生にきちんと向かい合った時、彼女たちに小さな奇跡が起こる。(公式より)

感想:
魚喃キリコの漫画を実写映画化
里子(池脇千鶴), 秋代(中村優子), 塔子(岩瀬塔子), ちひろ(中越典子)4人の女性の異なる恋愛模様が並行して物語が進んでいきます。
4人の個性あるキャラクターの描写がうまく、4人の物語がちょっとしたところでリンクしてみたり、4人の個性を象徴するかのような住居とアイテム、そこでのちょっとした照明の違いなどで、物語的には大して盛り上がりもなく、淡々と2時間、進んでいくのですが、見事に飽きさせることなく4人の女性達のライフスタイルを描いています。ここでは女性達の恋愛なり、仕事なりのそれぞれの価値観の違いを観ることができ、楽しめました。
この映画を見終わって感じたことが、男性は、なんて身勝手で子供っぽく、不甲斐ない“いきもの”なんだろうと、男性ながら情けないと思ってしまった。(この前に「ただ、君を愛してる」「虹の女神」と恋愛映画を観ているからなのか)それに比べ女性は失恋しようが、何しようが苦しみながらも幸せに向かって一生懸命強く生きていけるもんなんだと、、、

今年後半はなんとなく恋愛映画がかなり多い気がする。今週末も「手紙」「7月24日通りのクリスマス」と続くし、その他に「アジアンタムブルー」「暗いところで待ち合わせ」「ラブレター 蒼恋歌」と観たいものがある。。。


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虹の女神 Rainbow Song [映画]

「虹の女神 Rainbow song
岩井俊二プロデュースということで、必ず観に行かねばと思っていた作品です。
本日11月1日が映画サービスデーということもあり、前売りチケットを持っていたので、31日は空いているだろうと考え行ってきました。
渋谷 シネCQN 夜19時の回へ 客層は20代男性、女性共に1人で来ている人が多かった。開演までに約4割の客席が埋まる

監督:熊澤尚人 プロデュース:岩井俊二
出演:市原隼人、上野樹里、蒼井優、酒井若菜、鈴木亜美、相田翔子

ストーリー:
映像制作会社で働く智也は、ある日、大学時代の友人・あおいが飛行機事故によって アメリカで命を落としたことを知る。2人の出会いは、最悪だった。智也は片思いをしていた女の子と近づくため、彼女の友人であるあおいに声をかけたのだ。大学の映画研究会に所属するあおいは、自分が撮影する映画のフィルム代欲しさに、智也の恋のキューピット役を引き受ける。結局あっけなく失恋した智也だったが、何故かあおいの監督作『THE END OF THE WORLD』に主演俳優として無理やり出演させられることに。ふたりはやがて、他愛のないことから将来の悩みまで、様々な事を打ち明ける仲になっていた。大学卒業後、映像制作会社に入社したあおいは、アメリカに留学することを決意する。一方の智也は、あおいの心のなかで育っている思いに気づくことなく、彼女を送り出す。あるとき、智也がふと空を見上げると、不思議な虹が出ていた・・・。あおいの告別式の日『THE END OF THE WORLD』の上映会が行われる。智也にとって、あおいはどういう存在だったのか。その答えは、思いがけないカタチで智也に届く事にになるのだった。(チラシから)

感想:
構成が全7章と最終章に分かれていて、第1章で、あおいの死亡事故という結末から見せ。第2章から2人の出会いから過去の出来事を追って1章の冒頭につなげる。で、その先の結末へ。という形になっていて、従来のラブストーリーのヒロインの死をラストにして泣かせる手法ではなく、開始早々に持ってくることで、2章からのキャラクターへの感情移入がずいぶん違う感じがしました。
 特にあおいの遺体を家族が引き取りに行くシーンで、開始間もないのにすでに涙が、、、
大学での自主映画制作現場を中心に物語は進んでいくのですが、サークルでの撮影だけに資金、技術はないけど、時間があるから妥協することなく自分が思ったことをこだわって作っていく姿勢が学生映画制作現場のリアルな現場を見せているところに、私の学生時代、演劇部でしたが、似たような感じだったな。と懐かしさがこみ上げてきました。(演劇だけに映像としての記録がほとんどないのが惜しいです)

あおいが監督した「THE END OF THE WORLD」の内容も物語の重要な所で活かされ、また初代iBook(シェル型ibook )が利用されてるなど、学生の時に使っていた思い出と懐かしさが込み上げてきて、ニクイ演出だと思いました。

ラストカットからエンドロールで流れるカットがまた、切なさを誘い、佐藤あおいが本当に亡くなってしまった感じがすごく出ていて泣けます。


映像、音楽、笑いの小ネタ、編集など全体的に観ても岩井俊二監督な雰囲気が漂い、「これは岩井俊二監督作品だ」と言ってもわからない状態なのが残念。
熊澤監督作品は「ニライカナイからの手紙」「親指探し」共に未見なので、「ここが熊澤監督らしい」と言うところが分からないので何とも言えませんが。これを機会に観てみたいと思います。




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ただ、君を愛してる [映画]


ただ、君を愛してる。
鑑賞するきっかけは、前売り券の特典に釣られて、思わず購入し、初日に行ってきました(特典がなければ、迷わず「虹の女神」を先に見ていたと思いますw)
夏に公開予定だったのが、主題歌を歌う“大塚愛”主演の「東京フレンズ」の公開のため、秋に公開を延ばし、松竹の「恋愛寫眞」のアナザーストーリー、配給元が東映だけに、大した期待もしていませんでした。

公開初日 新宿スカラへ 夜の回 客層は20〜30代の女性グループが多かった。男性1人と思われる客が僕を含め4人程だったのが、寂しい感じでした。 開演までに約5割の客席が埋まる。

監督:新城毅彦
出演:玉木宏、宮崎あおい、小出恵介、上原美佐、青木崇高、大西麻恵、黒木メイサ

解説:
大学入学式の日、誠人は幼い容姿の個性的な女の子、静流と出会う。コンプレックスのため、人とうまく付き合えない誠人だったが、彼女とは自然に打ち解けることができた。静流も誠人といつもいっしょにいたい気持ちから、カメラを手にするようになる。そんな二人は毎日のように森へ写真撮影に出掛けていく。しかし、誠人は同級生のみゆきに想いを寄せていた。いつも一緒にいるのに静流のことは女の子として見ていない誠人。誠人のために静流は大人の女性になろうと決心する。(wikipediaより)

感想:
前評判通り「宮崎あおい」がかなり可愛い感じで撮られてました。静流の一途で健気な表情と行動。恋愛に鈍感で、コンプレックスを抱えつつ次第に静流に惹かれて行く誠人を演じる「玉木宏」も役にぴったりはまって良い感じです。(あの衣装で幼さを出しているあたり騙されている感じもしますが)
物語終盤、ニューヨークがメインとなるシーンになるまでの過程が、話の盛り上がりや動きがほとんどなくちょっと長いし、二人の恋模様が子供っぽい感じがして、中だるみを感じます。メインとなる森の中のシーンが綺麗で、印象的なだけにもったいない。それと、誠人、静流、みゆき以外の大学の友達グループの人達の存在意味がほとんど無く何か物足りない気がします。
広末涼子主演の「恋愛寫眞」のラストがいろんな意味で衝撃的だっただけに、この作品のラストも驚きの結末か!!と期待していましたが、違った意味で衝撃的でした。 静流のセリフ一つ一つ取ってもラストに近づくにつれて、心に響いてきて感動しっぱなしでした。

観賞後、アントステラで販売中の静流の食べていたドーナツ・ビスケットを食べたいなと思い小田急ハルクまで行ったのですが、もう店が閉まっていたorz (機会があれば買ってみようと思います)
「宮崎あおい」の存在無くしてこの映画は作れなかっただろうと、つくづく思いました。「富江 最終章」以来、宮崎あおい出演の作品を観てこなかった私ですが、過去の作品を改めて観てみたいと思いました。それと、次回出演作にも期待です


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スネーク フライト [映画]

エントリーが遅くなりましたが、
米国で、前評判が妙に良い「スネーク フライト」を鑑賞
公開初日、新宿スカラ 夜の回へ
客層は30〜40代の男性客半分、20〜30代のカップル半分といった感じ。
上映開始時間までに約3割程の席が埋まる(TVやっている予告編、番組での宣伝がインパクトあるだけに結構客入りが多いと思っていたけど、そんなことなかった、、、)
公式ブログでは「unknown」とコラボ企画でニンテンドーDSプレゼント企画をやってるし、ノリが良いのは確かwww

監督 デヴィッド・R・エリス
出演 サミュエル・L・ジャクソン  ジュリアナ・マーグリーズ  レイチェル・ブランチャード  ネイサン・フィリップス  フレックス・アレクサンダー  キーナン・トンプソン

絶体絶命の罠を仕掛けられたハワイーLA便。絶叫の3000キロフライト!! FBI捜査官が護送する殺人事件の目撃者を抹殺するために、犯罪組織が執った手段は、キングコブラなど数千匹の毒ヘビをジャンボジェットの荷物室へ運び入れること。高度3万フィートの上空、ついに「究極の暗殺者」たちが機内に解き放たれた!(チラシより)
感想:
タイトルもストレートな名前。密室で逃げ場のないところに襲いくる毒ヘビの群れ。なぜか、怪我をすることも襲われることもない無傷のヒーロー。とB級映画の要素が満載の映画にヒーローを演じているのはサミュエル・L・ジャクソン。そりゃ、人気がでるのも分かりますw
久しぶりに頭の中を空っぽにして観ることができた作品でした。B級映画お約束の死に方から、ラストまで何も言うことがありません。楽しめました。ただ、結構個性的なキャラクターが多数いたのにそのキャラクター達の描写がほとんど無いのが残念でした。

今週28日は「ただ、君を愛してる」と「虹の女神」と似たような映画2作と「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」が公開するので、どれから観に行こうか迷ってます。
学祭シーズンでもあるし、どこかの学校の映研の作品も観に行きたい気分ですが、


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幸福(しあわせ)のスイッチ [映画]

幸福のスイッチ(公式へ)
公開2日目 テアトル新宿へ 夜の回 客層は30代以上の男性客が多かった。開演までに客席の3割程埋まる。以外に人が少なかった。テアトル新宿で鑑賞する映画はたいてい並んだ挙げ句立ち見で。と言うことが多いので拍子抜けしました。
監督:安田真美
出演:上野樹里 本上まなみ 沢田研二 中村静香 林剛史 笠原秀幸 石坂ちなみ

解説:
東京のデザイン会社に勤める新人イラストレーターの怜は、田舎の電器屋で儲けにも ならない仕事ばかりを引き受ける父・誠一郎に反発して上京。しかし、自分が思い 描いていた仕事はなかなかできず、ついには上司と衝突して会社をやめてしまう。 そんな最悪な状況の中、急遽帰省することになった怜は、家業を手伝ううちに父の仕事ぶりや人柄が地元の人に深く愛されていることを知り、父の愛情の深さや家族の絆のありがたさ、働くことの喜びを発見していく・・・

感想:
何かと反発する怜が、田舎の家業を手伝うことで、家族の愛情,仕事への愛情に気付き、人とのふれあいを通して、怜の心情の変化から本当の「やりがい」や「喜び」を実に分かりやすくストレートに表現している映画でした。
 お父さんは、口うるさいけど、お客に対する気遣い、気配り心配りを大切にするサービス業の基本となる部分がしっかりしていて、お金より、お客様の満足な笑顔を見ることが仕事への「やりがい」であり最大の利益である。とストレートな表現で、都会暮らしで忘れてしまったサービス業で最も大切な奉仕の精神を思い出させてくれます。
家電製品の場合、高価な物であり何かの記念にと言うことで、思い出に残る製品があると思います。その思い出ある製品を簡単には捨てずに修理をして使い続ける、仕方なく捨ててしまう場合にも記念写真を撮って残してあげるなど、現代の使い捨て家電製品時代において、このお父さんは、くどいと思うほどサービスする。その心意気と製品に対する愛情がすごく伝わってきて感動物です。本当にサービス業の鑑です。
 社会, 家族, 仕事, 個人, 物、各々の幸福とは? この映画を見た人それぞれの心の中にある幸福とは何なのかを気づかせてくれる映画になってます。

撮影を協力した「和歌山県田辺市」のミカン畑、梅の花など美しい風景、同じ地方を舞台にした「UDON」や「涙そうそう」と同様に、のどかで美しい風景が広がっていて、気持ちいい気分にさせてくれます。
こうした片田舎が舞台となる映画がここ最近急激に増えてきたように感じました。地域の活性化に繋がるだけでなく、そこに住む人々の温かい声援があってこそ完成する映画だけに頑張って欲しいと思います。

公式ページには、「親子割引」。上野樹里が所属するアミューズで「幸福のスイッチ感想文」の投稿で豪華商品プレゼント企画。劇場のテアトル新宿では「和歌山物産展」などの企画もやっているので気になる人はどぞ〜っ!


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ワールド トレード センター [映画]

オリバー・ストーン監督が、911を題材に映画制作。出演がアクション俳優のイメージが強いニコラス・ケイジ。ということで、気になる映画の1つだったので行ってみた。公開3日目
新宿 歌舞伎町 新宿プラザ 夕方の回へ 客層は20代〜の若いカップルが多かった。チラホラと老夫婦やご老人1人で来ているのを見かける。開演までには約7割の客席が埋まる。開演後にもちょこちょこと入ってきていたので最終的には約8割の客席が埋まっていたと思う。

監督 オリバー・ストーン
出演 ニコラス・ケイジ マイケル・ペーニャ  マギー・ギレンホール  マリア・ベロ  スティーヴン・ドーフ  ジェイ・ヘルナンデス


解説 
2001年9月11日、全世界がTV画面に釘付けになった、あの日。アメリカ同時多発テロの標的となったワールド・トレード・センターの地下で、逃げ惑う人々を必死に誘導する男たちがいた。港湾警察官のジョン・マクローリンとウィル・ヒメノのふたりもその中に…。しかし次の瞬間、ビルは崩落し、ふたりは地中深くに閉じ込められてしまう。極限状況の中、彼らに何が起きたのか? ふたりは互いに励ましあって、愛する家族のために最後まで決して希望を捨てずに困難に立ち向かっていく。(cinema cafe.netより)

感想
「プラトーン」「JFK」「7月4日に生まれて」とメッセージ性の強い作品を数々と出しているオリバー・ストーン監督だけに、今回も強いメッセージを込めて9.11を題材に制作しているのだろうと思っていましたが、そのようなメッセージ性の強さもなく、港湾警察の二人の署員がWTCで生き埋めになって、身動きが取れず絶望的な状況の中で、お互い励まし合う姿から、その心配する家族の様子に焦点を当てているようで、物語は淡々と進み、終盤は二人を救助するために多数の人々が共に助け合う様子を描いていて、今までのオリバー・ストーン作品とは違った作品でした。

実話をベースにしてるだけに、感動はするのですが、なんか中途半端な感じがしました。あのテロ災害の背景は全く語られているところはなく、WTCが崩壊していく様子もはっきりとは映さずに、生き埋めになっている署員の視点(瓦礫の中)から崩壊の様子を表現し、冒頭の部分がなければ、大地震で建物が崩壊し生き埋めになってしまったとしか感じられない所が何とも嫌らしい(大きく配慮した)作りになっていると思う。監督らしく、WTCテロ事件を真っ正面から撮って欲しかっただけに残念でした。
終盤もあっさりしすぎで、どうせなら発見〜救出までの部分にもっと時間をかけて欲しいと個人的には思いました。
この作品を10年20年後に観るとまた印象も変わってくると思いますが、監督には20年後にこの題材で制作して欲しかった。非常に残念。





上映終了後スタッフロールが始まったとたんほとんどの人が席を立っていく姿を目にし、よほどつまらない作品なのか?、、、と思った。今週の映画ランキング1位なのにね。。。。。。


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スケキヨ君とフォトブック [映画]

12月16日公開予定の「犬神家の一族」の前売り特典「スケキヨ君ストラップ」(限定1万個)が気になって思わず購入してしまいました。
ついでに、「ただ、君を愛してる」の前売り券も「フォトアルバム付き」と言うことで同時購入。

30年前に角川映画第一弾として上映された「犬神家の一族」も今回は一瀬隆重プロデュースでセルフリメイク。一瀬プロデューサーは「帝都物語」「リング」また、来年公開予定の「怪談」とホラー作品で有名なプロデューサーだけにおどろおどろしい作品になってるだろうと思っていたら、
特典がデフォルメされ何とも可愛い「スケキヨ君ストラップ」とは、、、いかにも現代風の特典だなと感じました。
ただ予告編を見る限り、30年前の作品と同じテーマ曲で、スケキヨの死に様も完全に再現されている辺りかなり興味のそそられる映画です。

10月27日にCSの「日本映画専門チャンネル」で「24時間まるごと金田一耕助」がやるようなので、久しぶりに市川崑監督の金田一シリーズをじっくり観て楽しみたいと思います。

「ただ、君を愛してる」も公開日が10月28日で、宮崎あおいさん、玉木宏さん主演で、主題歌が大塚愛さん、そして東映だけにただのアイドル映画になりそうな感じでもありますが、しっかり感動作になってくれるよう期待します。


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